LAで出産②ミラー

(2021年4月1日の投稿)

ドクターを待っている間、痺れや頭痛もおさまり次は睡魔が襲ってきた

なんせ無痛分娩

本来なら陣痛でもがき苦しんでいるはずがまったく痛みを感じないのである

そしてドクターは全くやってくる気配がない

この時午前10時🕙

どうやらドクターは午前診療を終えてお昼休みに来るようである

それまでに生まれてきやしないのか?とも思ったがナースたちものんびり雑談しているので私も「昼寝して良いでしょうか?」と言って爆睡

とても子宮口全開の状況とは思えない

そして12時を過ぎドクター登場

まさかの第一声は

「家の鍵は見つかりましたか?🗝」(ドクターのオフィスにも落とし物してないか電話確認していた)

ここにきて私は現在紛失中の家の鍵の存在を思い出す。

私「いえ、まだありません」

ドクター「ふふふ」

ふふふちゃうわ

そして出産の準備がすぐに始まり

私はM字開脚のポーズでスタンバイ

ドクター「合図をしたら手で太ももを内側に引いて息をとめて力をいれてください」

麻酔が効いている故、力を入れても入れても入っている気がしないがそれはそれで良いらしい

それを何度か繰り返していると

ドクター「赤ちゃんが出てくるところを見たいですか?」

私「???  あ、はい」

ドクター「ミラー!🪞!!」

ミラー!の合図と共にガラガラ〜〜〜

ナースたちに押し運ばれてどでかいミラー登場

ドクターの背後に設置され私のM字開脚はきれいにそこへ映し出された

見てみると我がお股のど真ん中から毛の生えた頭がニョキっと飛び出ている

そこにドクターが手を突っ込んで右へ左へとグルグル回転させている

イメージ図

日本では立ち会う旦那が局部を見ることのないよう、「奥さんの頭のところに立って手を握ってあげてください!」などの指示があったがアメリカではそんな配慮などない。どこにいてもミラーのおかげで丸見えである。

ドクターがさらに手を突っ込み赤子の頭を回転させながら引っ張り出す

にゅるん

麻酔が効いていてもなんとなく赤ちゃんが出る感覚はあり、無事誕生した

無事産まれたその後は

赤子を胸の上に置かれ

ミラー越しに自分のお股から

胎盤がニュルっと出てくる様子、

続いて裂けた場所を縫っている様子を

しっかり見届けた

「無痛分娩…、余裕しゃくしゃく釈由美子」という粋なギャグが口から出てしまうほどに

無痛分娩は想像以上に無痛であった。

それにしてもこのミラー🪞

同じ病院で産んだ友人数名に聞いたところミラーが出てくることなんてなかった、見たいかどうか聞かれもしなかったと口を揃えてこう答える。

なぜ私だけミラー🪞が登場したのであろう

ドクターの判断基準を知りたいところである。

また帝王切開をした友人いわく、ドクターが旦那さんに切り開いたお腹の中を見せたというケースも。どちらにしてもアメリカで立ち会う旦那さんはある程度心構えが必要である。

諸々の検査を終え食事の時間

グリルチキンにベイクドポテト添えを頼んだら

芋!

これはベイクドポテトにグリルチキン添えである

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