(2020年5月13日の投稿)
日記を見返していたらちょうど1年前の今日はアメリカのビザ取得のための大使館?領事館?の面接だったようだ
領事館の前は警察官が立っていて、私が入ろうとした瞬間「用件は?」と笛ピーって鳴らされて警棒で入れないようにされてびっくり
平凡に生きてきた私が警棒を向けられる日がやってくるとは些かショックであった
この日に向けて領事館面接とネットで検索すると、何やら恐怖の英語面接があるそうな なんでビザをとりたいのかを聞かれるようで、前日から「夫がロサンゼルス転勤になり、私と娘はついていく」という文章を作り暗唱 暗唱 暗唱
ちなみに領事館の中に入る際、持ち物には色々制限があり
⚠️携帯電話は1台まで
⚠️カバンは25cm×25cm以下の大きさ
⭕️ベビー用品はOK
⭕️ベビーカーで行って良いけど建物の外に置いておかないとダメ もしベビーカーに何かあっても責任は取らない
❌食品全般はダメ
❌携帯電話以外の電子機器もダメ
❌その他諸々ダメ
このカバンのサイズ25cm×25cmって意外と小さくて携帯電話とお財布入れると残りのスペースはめっちゃ少なく、当時生後7ヶ月だった娘もビザ取得のため領事館に連れていく必要がありオムツを2枚とお尻拭きとお水とよだれかけ予備を入れたらあっという間にカバンはパンパン🍞🍞
とにかく💩だけはせんといてやと思いながら中へ
めちゃめちゃ緊張感漂う建物でセキュリティーチェックを受ける
そして書類チェックのカウンターに並ぶ
その日は2つのカウンターで作業していて1人は白人女性さん もう1人は見た目が日本人の女性
それぞれのカウンターから順に呼ばれるのを待つ
会話が聞こえて来る
うっわ〜めっちゃ英語やわ
これから留学するらしく夢や希望、若さ溢れる学生さん めっちゃペラペーラと話していらっしゃる
続いてビジネスマンさん
これまた流暢に話していらっしゃる
どうか日本人の方にあたりますようにと願いながら私は昨晩暗記した英文を頭の中でリピートして待つ
願い通り私は日本人の方のカウンターへ呼ばれた
👩🦱「日本語の方が良いですか?」
…なんとまぁ、日本語で良いらしい
そんな選択肢があったとは
となると前に並んでいた学生やビジネスマンは「いいえ、英語で大丈夫です」と答えたのであろうか
領事館で働く英語がペラペーラであろう日本人に対してわざわざ英語で話すとは、なんたる強い心 その心意気を見習わずにはいられない
もちろん私の答えは「YES」である
日本人同士日本語でやりとりをしながら書類チェックを進めていく
しかしこの日本人さん、絶対に帰国子女もしくは長期留学していたか、アメリカ人の旦那さんがいるか、とにかくアメリカに長い期間滞在していたであろうことがヒシヒシと感じられる身振り手振り、口調、オーラすべてがめっちゃアメリカ
そんな彼女が突如「Oh!!!」と言った
何事かと思ったら
👩🦱「Oh!! Wow!! babyは女の子なのね!boyだと思っていたわ Wow!! hahaha」
私「あ、はいそうなんです。髪の毛が薄くて薄くてどこへ行っても男の子かと言われます」
👩🦱「haha! ダイジョウブ!私も昔は髪の毛が全然なかったゲド 今はめちゃめちゃ多い!ゴワゴワ!no problem」
なんか励ましてくれはったわ 領事館で励まされているわ私
そして書類チェックが終わり帰れるんかと思いきや ここから本当の面接があるらしい
別のフロアへ移動し、そこにはズラリと長蛇の列
なんとありがたいことに子連れは優先レーンがありめっちゃ長い列を横目にスラスラスラリ
一瞬で面接のところまで辿り着き、いきなり面接の人に招かれた慌てて昨晩暗唱した英文を思い出す
ちゃんとした面接部屋があるんかと思いきやカウンター越しに話すのみであった
面接官は日本人ではなさそうだ。
日本人ではないがアジア系の顔である
👱♀️「Hi 」
私「ハァイ」
👱♀️「貴女ハ日本語ノ方ガ良イデスカ?」
なんとまたも日本語で良いとのこと
周りから聞こえて来る面接の声は皆英語なのに私だけ日本語で面接をしている
私がそんなにも英語が話せなさそうに見えたのか、とにかくネット上で書かれている面接体験記では皆英語面接だったのに私は終始日本語であった
面接らしきものも終わり、面接官はカタカタとパソコンに何か打ち込んでいるのを待つ
👱♀️「ハイ、コレデ終ワリデス。貴女ト息子ノビザハ承認サレマス。シカシ、ゴメンナサイ。システムノトラブルガアリ、今日ハ息子ノビザハOK 承認デキル。シカシ貴女ノビザはNO 承認ノ手続キガデキナイ デモ貴女ハ悪クナイ 時間ガカカル。貴女ノ出発ハイツ?」
私「9月です」
👱♀️「No problem余裕ガアッテ良イデスネ 来週貴女ノ家ニ書類ガ届キマス。貴女ト息子ノ分ヲ一緒ニ送リマス」
いやもう2人揃って息子息子て、、、パスポートに性別書いてるで?
ビザに男って印字されていないか心配したけどそれは大丈夫でした
あー疲れた
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